12.05.31 渓流釣り 和賀川支流

とうとう5月もおしまいになりましたが、ふと山へ目をやれば、藤の花も鮮やかに咲く季節。
藤の花が咲く頃・・・といえば、ちょうど毛鉤釣りのベストシーズンの始まりなそうで、そうとなればもう釣りに行かずにはいられないのです。

ということで、昨日の木曜日は和賀川の支流へと行ってきました。
しかし今回は行き先を当方が決めたワケではなく、某S氏(イケメン)より
「とある川の徒歩で行ける限界を探ってみたいので、一緒に来てください」
という要請を受けたので、ご同行させてもらったというもの。
まあ、僕がいたところで、対熊要員くらいにしかならないでしょうけども、山歩きで一人だと心細いこともあるでしょうから・・・と。

さて、当日は早朝から現地を目指したのだけども、下界(盛岡市内)にいたときはすっきりと晴れていたはずなのに、沢内あたりからはぼんやりと朝もやがかかりお日様もかげりぎみ。
もちろんそんな感じなので気温も低く外は肌寒い感じ。

しかし今日は少し長い距離の山歩きになる予定なので、やはりここはウェーダーではなく機動性重視の沢パン(沢パンツスタイル:鮎タビや渓流タビに化繊のズボンの組み合わせ)で行くことに。
車止めの地点ではまあこのくらいの気温だったら・・・と、上も化繊のジャージ一枚で山に入る。

しばらくは快適(とはいえところどころは崩落してるけど)な林道歩き。
しかし次第に道があったりなくなったり・・・とかなり過酷な状況に。
それでもまあ、林道終点と思わしき場所へは30分たらずで到着。
ここからは大きい堰堤を越し、あとは川通しで進むしかない・・・。

とりあえず堰堤は高巻きすることにして手ごろなガケを登ることに。
笹やら若木やらをロープ代わりにしてほぼ垂直なガケをかなりの高さまで登り、十分に堰堤を越せると思いきや、ちょっとトラバースするのに不向きな稜線だったので、ここからさらに上へと登る。

眼下に堰堤を見ながらトラバースし、ここをパス。
後は降りるだけ・・・なんだけども、これがまたほぼ断崖絶壁。
しかし都合のいいことにある程度なだらかで若木が密集する斜面を見つけたのでまたもや若木をロープ代わりにしてこの斜面を降りる。

地面に足をつけた瞬間に「ふう」と一息ついてしまうようなスリリングな高巻きも終わり、さあここからは前人未踏・・・。
川岸に立つと渓相もすばらしく、これだったパラダイス間違いなし!

と思ったら。

あれ。あの人工物らしきものはなんだ??

近づいてみると、なんだか防風に使うようなネットが川岸に落ちていた。
うーん、地形図で見る限り林道はあそこでおしまいだし堰堤もこの先にはないはずなので、人工物が上から流れてくるということはないはず。ということは風で飛ばされてきたのかなぁ・・・。

まあいいや。
竿、出しましょう!

しかし。。。

釣れねぇ。。。

しばらく緩やかな反転流に毛鉤を沈めながら様子を探るも、どのポイントでもアタリはない。
というか、車止めから相当な標高差があるようで、ここらへんではぐっと気温も下がってまだそこら中に残雪が・・・

img 025

この渓は、両脇をかなり切り立ったガケで覆われていて、さらにそのガケの下には残雪がかなり残っている。
その残雪で冷やされた風が、谷の中を吹き抜けるので寒いこと寒いこと。
さすがにジャージ一枚はちょっと油断しすぎた・・・。

しかしまだまだ入渓してすぐなので、寒さなど気にならずに釣りに没頭。
アタリはないもののはじめての渓で楽しく釣り上っていくと・・・


なんだか目前にあってはいけないものを発見。
どうもこの先のガケが護岸してあるような感じ。
うん、あれはあきらかに人口物。
さらにその上に目をやると・・・・



img 026

だだだだだ!!
ガードレールがあるじゃん!!ということは林道が通ってるの?!

ということは何?あのさっきスリリングな思いをして高巻きしてきた堰堤は、この林道を通ればあっさりパスできたってこと??

しかし、どう考えてもあの林道の終点から先に橋はなかったし、途中に分岐路もなかった。
ということは別の林道??

同行のイケメンと二人、しばしパニックに陥りながらも
「まあ、帰りはあれで帰れば楽チンですから。結果オーライということで。」
という結論に。

こういうとき、適当な人格の人間同士だと話が早くていいのだ。

さて、とりあえずまた釣りに戻る。
しかしやはり釣れない・・・。

そして釣り上ることしばらく。


だだだだだ!
堰堤あるじゃん!!

どうも地形図にだまされたようで、最後の堰堤だと思っていた堰堤のその先に、もう一個新しい堰堤が・・・。
ということは、さっき見つけた林道というのは、この堰堤の建造用の道路ということか。

思いもよらないところで堰堤に出くわし、また軽くパニックに陥ったものの、
「堰堤下で良型をゲットですよ!」
と、プラス思考の二人は思考をすぐさま切り替え、その堰堤下のナイスポイントで毛鉤を打ち込む。

黙々と毛鉤を打ち込みながらふと、堰堤に向かって右側に陣取っていたイケメンを見ると、彼の竿がきれいな弧を描いている!
そして暴れながら水中を引き寄せられるエモノ・・・。

本日の初ゲットの瞬間を捉えようとカメラを取り出す当方。


・・・しかし。

足元でバレ(笑

「まあ、元々リリース前提ですから。」

あくまでもプラス思考である。


その後、そのナイスポイントではアタリが出ることはなかったので早々に退散。
本日の狙いはあくまでも堰堤などない、最上流のパラダイスを探すことなのである。

それでは・・・と堰堤をパス。
この堰堤、親切設計でコンクリートで固めた両岸にハシゴがついておりまして、それを使って楽々と登れるのだ。
作業用(というかおそらく釣り人の踏み後)をたどり堰堤よりも上流部に降り立ち、やっとここからが本当の源流部。

ワクワクしちゃうのは確かなんだけども、釣り人の踏み後があるということは、さすがにパラダイスってほどではないかもなぁ・・・。

果たしてやはり、毛鉤を打ち込む当方ら二人に、芳しいアタリはないまましばらくの区間を釣り上る。
ああ。今日はボンズか。
まあ仕方ないよな。こんだけ雪が残ってる山の中で、毛鉤で釣ろうっていうこと自体が間違ってるんだ・・・


なんて諦めかけていたら。
というかもう諦めてなげやりな感じで毛鉤を沈めて遊んでいたら。

ラインがズズーっと深みに引っ張られていくことにふと気づく。
毛鉤が深いところまで飲み込まれすぎて根掛りすると厄介なので、もう一回毛鉤を打ち返そうとピックアップ・・・

・・・あれ。重い。

っていうか・・・なんか掛かってる!
しかもけっこうデカいよ。これ。

竿を操作してその深みから引っ張り出し、浅瀬へと誘導。そのまま岸にズリあげてみたら・・・


img 028


おお。28cmのナイスサイズ!
しかもちゃんとキャッチしたもんねー。

記念撮影を済ませて(ちなみに記念撮影してる姿をイケメンに記念撮影されてましたが)そのままリリース。

いやあ、ボンズでなくって良かったー。


で、釣れることは確かなのでこの先まで進んでもいいのだけども、水温も3度とちょっと状況は厳しいし、なにより雪が多くて寒いので本日はこれで撤収。



img 033


入渓ルートは開拓したからあとはいつでも来れるしねー。

帰りは先ほど発見した林道を下り楽々下り。
途中、橋が崩落した地点を発見して、「ああ、ここかあ」と二人で納得。

ポツポツと竿を出しながら川を降りるが、何度かアタリらしきものはあったがモノにはならず。

それから仕事の都合で盛岡に戻るというイケメンと9時半ころに分かれて、当方はここから単独でこの川の下流部で遊んでいくことに。

下流部は渓も歩きやすく、障害物も少ないのでテンカラには絶好。
だけど、ちょっと障害物が少なすぎて、ポイントになるところも少ないかな。

それでもポツポツとイワナは出てきて、飽きない程度に釣れる。

img 034


サイズはあまり大きくないが、水温も高め(どうやら下り道で水温計を落としたようで、正確な水温は測定できず。水温計は買ったばっかりだったのにぃいい)なので、水面を割って出るようなアタリもたびたび。


img 037



↓こういう水面上になにかが被っているようなポイントがけっこういい感じでした。

img 039


砂地の川底なので、白っぽいきれいなイワナたち。

img 040 img 041 img 044


なんだかんだで下流域では6匹釣れ、時間もちょうどお昼近かったのでここで撤収。

駐車地点でお弁当を使って、午後はまた和賀川の支流の別の川へ入る。
だけどここは水も少なくって、あまりまともな釣りにならず。
なので詳細は割愛。

いやはや、初めての和賀川水系でしたが、自然が濃厚でいい川だなぁ。
これは本格的なシーズンになったら是非また行ってみなくてはいけないな。


それでは本日はこの辺で。


<データ>

 天候:晴
 気温:6.9~22.0度(観測点:沢内 日最低~最高気温)
 場所:和賀川支流
 水位:-0.6m(和賀川 新町)
 水温:3度~
 [テンカラ
 釣果:イワナ (22~28cm) 7匹
 竿 :シマノ 渓峰テンカラSX RT33 
 仕掛:レベルライン(フロロ4号) 3.3m
     +ハリス(フロロ1.5号) 0.6m
 毛鉤:テンカラ逆さ毛鉤(オーナー桑原テンカラ3号)ほか

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tag : 和賀川 イワナ テンカラ 毛鉤 新規開拓

コメント

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No title

新規開拓お疲れ様でした。
ちょっと残念な結果でしたねぇ。最近釣りすぎでその反動では?w

和賀方面は今年1回は行ってみたいものの情報収集もしてないのでまだ先かな?などと思いつつ記事を見てたら近いうちに・・・なんて思ってみたり。

Re: No title

>双雪さん

ちょーっと時期が早かったようで、まだサカナが動いてないって感じでした。
だけど上流部はきっと暑い盛りにはパラダイスになりそうな予感があります。
情報では盛期にはアブもスゴいらしいですが。。。

和賀方面もけっこうな数の支流があるようですので、いろいろと開拓してみるのも面白そうです。
当方も今年はあと数本の支流の開拓を予定しております^^

No title

お疲れ様でした、軍曹殿。

再来週ぐらいにまた行きますよ、僕は。
お魚自体は結構居ましたし、やはりあそこまで攻める人はあんまりいないんでしょうね。
あの川は根性さえあれば危険なくパラダイスまで行けると思われるので夏の遊び場第一候補です。

というかついてきてくれてありがとうございます。

あと、流れの肩が非常に多いので肩釣りテンカラマニアの僕としても下流部も含めてあそこはおすすめです。
肩ギリギリまで根がかりをおそれずひっぱるとガツンってくるんですよ。

Re: No title

>すっとこさん

ほんとにお疲れ様でした。

いやあ楽しかったですねぇ。ほんと。



> 再来週ぐらい

再来週ですかっ。ヘビーローテっすなあ(笑
でもそのあたりがきっとベストでしょうね。
梅雨のころあいも見計らえば、きっとパラダイスだろうなぁ。。。

まだまだ肩までサカナが出てませんもんね。
あれで肩とか瀬でガツンガツン釣れたら、きっと面白いだろうなああああ。

是非またつれてってください(笑

No title

お疲れです!!
奥は雪が有りましたか..
梅雨入りしたぐらいがベストかなぁ?

私みたいに一人で入るには危険?な感じでしたか?
お気楽極楽の徒歩5分以内で釣行開始パターンしかしていないなぁ..

No title

和賀は良い川が多いですが、もれなく釣り人も多いですよ。
支流が小さいのばっかりなのに人が入りまくるから、よほどタイミングが良くないと痛い目見ます。
ええ、まあ夢破れた一人であります。
3回行って、入りたかった区間に入れたことはありませんでした。
ヤマメ混成域はチャラ瀬ばっかりのくせにマジ激戦区ですから、上に逃げるしか無いですよね。
何が本流差しの尺ヤマメだよ、チクショウ!

でも、和賀の6月は凄く良いんだよなぁコンチクショー

Re: No title

>原渓さん

まいどさまです^^

駐車地点はすでに初夏の雰囲気だったんですが、上流に行くにつれどんどん季節が逆戻り。
残雪も多かったですが、いまだにふきのとうがそらじゅうに・・・ということに驚愕しました。

雨の日は危なそうな川でしたので、梅雨明けしばらく後か、入梅前のタイミングしかないかなぁと。

基本的に林道からは川が離れることがないので、一人でも大丈夫かと思いますが、上流はけっこう危ないかもしれません。
下流域も、渓相バツグン&入渓容易&スペース広々でなかなか良かったですよ。

Re: No title

>あひるさん

和賀はやっぱりメジャーなんでしょうねぇ。
そりゃあんないい川、釣りをする人間ならば放っておくわけないですもん。
ちなみに午後の川では、退渓点にフライマンの関東ナンバーのキャンピングカーも停まってましたっけ。
あんな支流でもわざわざ来るくらいだから、川選びがほんとに難しそうですね。。。

確かにヤマメ混生域でヤマメ&イワナを堪能したくっても、どうしても人が多くて川に入れず結果的に山奥の源流でイワナ・・・になっちゃうんですよね。
ヤマメが釣りたいヤマメが釣りたいヤマメが釣りたい。。。

6月は和賀も行きたいし閉伊も行きたいし猿ヶ石も行きたいし・・・
でもそういう月に限って週末はイベント事が多くて出かけられないんですよねぇ。
プロフィール

アサタカ。

Author:アサタカ。
盛岡在住のオッサンです。山菜・キノコ採りに加えて、とうとう渓流釣りに手を出しました。
エサ釣りからはじめましたがテンカラ釣りを経て、今はへっぽこフライマンもどきになってます。
たまに海にも行くしヘラブナも始めたし、ワカサギ釣りも好き。と、節操がありません。

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